2014-01-01から1年間の記事一覧

圧縮センシング

総説(日本語)(三村先生) MRIの圧縮センシング(一般次元的な話) 疎行列の扱いパッケージ(SparseM):疎行列としてオブジェクトを扱い、通常の線形代数扱い・回帰をしてくれる関数群 Matrix Market(疎行列のサイト) Compressed Sensing(Wiki)

シミュレーション〜ぱらぱらめくるRandomFieldsパッケージのvignette

シミュレーションでは、大きく2つの手法を採用している コレスキー分解 地点ごとの値の似ている具合が共分散行列になるので、それから多変量正規分布を使うなどするに際してコレスキー分解 発生地点数x変数の数が増えるとどんどん大変になるのは、想像がつ…

ぱらぱらめくるRandomFieldsパッケージのvignette

事前知識はこちら イントロ 何を扱うパッケージか、と言うと 時空間Tはd次元 そこに実数変数がm項目 実数変数が作るm次元ベクトルがd次元空間に広がっていて、変数同士がd次元空間における位置関係(時空間での位置関係なので時刻的な遠近も含む)で相互関連を…

ランダムフィールドを学ぶ

ランダムフィールド

場にランダム過程があるときにそれを解析したり、そんなデータをシミュレーションしたりするパッケージとしてRandomFieldsがある 使ってみる まずはシミュレーション。RMsimulate()のExamplesを実行してみる 何やら、地面の模様のようなものができる このま…

確率伝播法

http://d.hatena.ne.jp/ryamada22/20141115:この日の記事でジェノタイプ推定のためのベイジアンネットワークについて書いた そこで、ジョイント確率を計算するときには、併せて計算したノードを「propagate=TRUE」で指定すると計算が速くなることを利用した…

マルコフランダムフィールド

Wiki記事 要素は確率変数であって、ノードとして扱う ノードは無向グラフを作っている エッジで結ばれたノード同士には「関連」がある エッジで結ばれていないノード同士は「直接の関連」はない 直接の関連がないとき、「間接の関連を生じさせる要素」を条件…

グラフィカルモデル〜ベイジアンネットワーク・マルコフランダムフィールド・因子グラフ

PDF 昨日の記事はベイジアンネットワーク ベイジアンネットワークはグラフィカルモデルの一つ 条件付き確率を扱う Directed acyclic graph もう一つのグラフィカルモデルにマルコフランダムフィールドがある 要素間の相互関係を扱う Undirected graphでサイ…

ジェノタイプ推定で学ぶベイジアンネットワーク

ベイジアンネットワークは確率事象の関係をグラフにして、情報が与えられたときの事後確率を計算してくれる 家系図があるとき、一部個人のジェノタイプがわかっているとき、ほかの個人のジェノタイプを推定する作業をベイジアンネットワーク化することができ…

ジェノタイプ推定で学ぶベイジアンネットワーク

映画的データの構成

カラー映画というデータがある そのデータ構成について考える 空間(0次元、1次元、2次元、3次元)。普通の映画は2次元。今、考えているのは3次元。ある1点を凝視しているのは0次元、ある直線の観察は1次元。 時間(0次元、1次元)。写真は0次元。映画は1次元。…

状態推移

htmlファイル kindle形式はここに現れる予定 状態推移シミュレーション?臨床的例を用いて?作者: ryamada発売日: 2014/11/09メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る Rmdファイル # 状態推移 Status-transition ## 基本 Basics - 確率的に何かが…

メモ

FDA

メモ1 メモ2 メモ3 メモ4 メモ5 メモ6

OGTTデータを関数PCA

Shape information from glucose curves: Functional data analysis compared with traditional summary measures OGTT(oral glucose tolerance test)は耐糖能異常の検査。妊娠糖尿病の発病予測にOGTTを使うとして、いわゆるOGTTの指標(Fasting値,2-hour値,A…

SNVスタディのための基礎

2015年度の修士向け講義は、「基礎の基礎」に戻ります(こちら) 日本人類遺伝学会の教育講演も、それに沿った話にします そのためのメモ こちらに図などがうまくいっていないかもしれないepub(文書の散逸防止のためにkindleにも置いています。以下のRmdファイ…

ワードクラウド

ネット上のテキストや文書などを文字列解析して、そこにある単語の個数を数え、多い単語を目立つように、少ない単語を目立たないようにカンバスに配置して全体として雲のような形にしたり、ちょっと面白い形にしたりするのがワードクラウド 文字列解析しなく…

Wordcloud

忘れる

忘れられる権利の尊重と言うことでグーグルが削除したとのニュースがありました(こちらたぶん、じきにリンク切れ) 忘れるという機構は、生物の仕組みの中では逆積極的な機構という印象がありますが、本当にそうなのでしょうか うまく忘れることが必要なメ…

駆け足で眺める、アメリカ人類遺伝学会@サンディエゴ

全部で3103ポスターが登録されていましたが、そのうち、 バイオインフォマティクスに分類されたものが360、統計解析に分類されたものが447、あり、併せて、807題、全体の26%に上りました。 昨年までの集計をしていないので、正確なことは言えませんが、数年…

補遺2 ぱらぱらめくる『Functional Data Analysis with R and MATLAB』

こちらの記事で、関数解析について勉強した 2次元に時刻パラメタで記録された曲線の解析をしてみよう テキストブックのサンプルコードはこちら データはこんな感じ library(fda) # handwrit は"fda"の筆記文字の情報 # 全1401点、20個のfda筆記サンプル、2…

補遺 ぱらぱらめくる『Functional Data Analysis with R and MATLAB』

こちらの記事で、関数解析について勉強した 基本、データから基底関数集合の線形和として曲線を平滑化・推定する。複数の曲線について、その曲線を従属変数(従属関数でもよい)の説明情報と見立てるのだが、そのとき、説明情報というのは、位置ごとに値を持っ…

ぱらぱらめくる『Functional Data Analysis with R and MATLAB』

Functional Data Analysis with R and MATLAB (Use R!)作者: James Ramsay,Giles Hooker,Spencer Graves出版社/メーカー: Springer New York発売日: 2009/07/02メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログを見る MATLABで作ってR…

以下のRmdに書いていないこと トレンド検定は、いわゆる「トレンドカイ二乗検定」と「Cockran-Armitage検定」とが使えて、それは(nは総サンプル数)で相互の統計量を換算し合う関係の、自由度1のカイ二乗分布に基づく検定であること Rmdファイルの処理の仕方…

2x3分割表のためのトレンド検定とロジスティック回帰検定

関数解析メモ

曲線解析をスポーツに応用(こちら) 動画撮影して個人のプレーの動きを集計、特徴を関数として抽出して改善につなげるらしい(ミラノ工科大のMOXからのスピンアウト企業、MOXOFFがバレーボールに。すでにボートはやっていた→PDF) Functional Data Analysis wit…

線形回帰に対する帰無仮説としてのウィーナー過程

一次線形回帰はからの正規乱雑項で観測データを説明しようとしたときにa,bの最尤推定をすることであり、そのモデルの当てはまりのよさを、a=0という帰無仮説条件に照らして、検定することがよくあるし、aの推定値の信頼区間を考えるときも、a=0が信頼区間に…

線形回帰に対する帰無仮説としてのウィーナー過程

ウィーナー過程の正規分布分散の最尤推定

じゃあ、「ウィーナー過程」であることがわかっているけれど、その時刻t-sの差が分散を1を作るというそのt-sの差の大きさがわからないときにはどうしたらよいか 尤度を計算して最尤推定をすればよい # 適当に時刻を作る t <- sort(runif(100)) # 時刻の差 d…

ウィーナー過程の事後分布

1次元空間をウィーナー過程で進んでいるとする。任意の2時刻s tをとると、位置座標の差は平均0、分散t-sの正規分布に従うのがウィーナー過程 今、2時刻s,tでXs,Xtに観測されたとすれば、ある時刻u (s正規分布が、Xu-Xsとなる確率である)であって、かつ、(…

ウィーナー過程の事後分布