駆け足で読むシリーズ
12. DNA fingerprinting ミニサテライトが報告されたのが1985 それを使って個人識別(父親同定(paternity test)、移民紛争解決、法医学)
11. PCR PCRは、数多くの遺伝子工学実験に不可欠で、タグ化タンパク質の発現、少量サンプルからのクローニング、変異導入などなど PCRのアイディアは、1971年の報告にその萌芽が見える 現在のPCR方法としての報告は1987年
10. Whole genome shotgun バクテリオファージの48Kbの塩基配列の読了が1982年 長大配列を切断して、それを読むにあたり、切断断片の順序を守って読む方法(map-based)と、ランダムな断片にして読んだ上でアセンブルする方法の2つが考慮された 短い配列への…
9. P-element-mediated manipulation of the fly genome, Site-directed mutagenetis of the mouse genome 遺伝子の機能を解析するにあたって、遺伝子の保有の有無・特定の遺伝子配列の保有の有無を実験的に操作し、その機能的な帰結を観察することがなされ…
8. RFLP concept,RFLP realization ヒトDNA配列の多様性(多型)が遺伝子マッピング、特に、遺伝病の遺伝子マッピングに使われるようになったのは、1970年代後半からで、制限酵素多型による、切断長バリエーションをサザンブロットにて同定するところから始ま…
7. DNA sequencing 1970年代に始まる、塩基配列決定技術 Maxam and Gilbert法は核酸配列末端の化学修飾とその後の泳動分離 Sanger法はダイデオキシNTPによる伸長停止と、そのアイソトープラベル 伸長停止を4色の蛍光にて行うことで、効率化
6. Southern blot ゲル電気泳動にて分離 ゲルから分子ロスをしないように回収 核酸分子のdenature,renatureの性質を利用して、プローブ配列と標的配列とを会合させることによる検出 これにより、DNA配列を精製することなく、特異配列を検出する
5. Discovery of reverse transctiptase, Full-length cDNA technologies DNAからRNAへ、そしてさらにペプチドへ、というセントラルドグマがあったが、これに反する現象としてRNAからDNAへの流れが1970年代に見つかった 逆転写酵素 mRNAからcDNAを作る技術と…
4. Discovery of restriction enzymes 制限酵素は1960年代にバクテリアがバクテリオファージの増殖を抑える現象において、非メチル化ファージDNAを多箇所で切断するものとして同定された 制限酵素が5・6塩基の対称配列を認識切断することや、その認識配列…
3. FISH 蛍光標識による検出技術は、1940年代のタンパクのそれに始まり、核酸にもすぐに応用された 核酸の蛍光標識検出・定量・局在同定技術が大きく進んだのは1980年代以降 技術的進展を支えたのは、標本固定技術と、プローブ・試薬等の浸透技術の進歩 indi…
2. Discovery of DNA ligase 組み換えDNA配列を自由に操作するには、「切って」「貼って」「入れて」というプロセスがある 「貼って」の役割を持つDNA ligaseが1960年代に見つかり、その後、「切って」の制限酵素、「入れて」のプラスミド・ファージなどが登…
1. Electrophoresis 1950年代にRNA・DNA高分子の加水分解産物を分離する技術として始まった電気泳動 ゲル電気泳動に発展し、タンパク質の分離へ アクリルアミドゲル電気泳動となって、高分子RNAの分離へ パルスフィールド勾配ゲル電気泳動となって、非常に大…
リンク リスト 1. Electrophoresis 2. Discovery of DNA ligase, Cloning 3. FISH 4. Discovery of restriction enzymes 5. Discovery of reverse transctiptase,Full-length cDNA technologies 6. Southern blot 7. DNA sequencing 8. RFLP concept,RFLP re…
家系図のグラフ表現 一般的な家系図:カップルの間に横棒、そこから生まれる子に折れ線 Marriage node graph:カップルの成立にノードを与え、その「カップル」関係を作る2親と、その「カップル」関係から生まれる子をノードとして、エッジでつないだグラフ…
1座位、2アレルのモデル 2アレル: その第世代の頻度: 変異 Mutation の変異率: の変異率: 世代にてだったアレルは変異しなければ()そのまま、だったアレルは変異すれば()、となる であるから 特に、のとき ランダムな遺伝的浮動 Random genetic drift…
Handbook of Statistical Genetics作者: David J. Balding,Martin Bishop,Chris Cannings出版社/メーカー: Wiley-Interscience発売日: 2007/10/01メディア: ハードカバー クリック: 16回この商品を含むブログ (5件) を見る 駆け足で読むには、専門に近すぎる…
感染症の数理モデル作者: 稲葉寿出版社/メーカー: 培風館発売日: 2008/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (1件) を見る 1.基本再生産量 閾値原理、微分方程式モデル 微分の行列が出来て、その固有値分解 臨界 2.データか…
じっくり学ぶ曲線と曲面―微分幾何学初歩作者: 中内伸光出版社/メーカー: 共立出版発売日: 2005/09/15メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 29回この商品を含むブログ (15件) を見る その先の、「形態学的世界」 上記pdfの著者の資料の一部 その、R関係のリン…
Statistical Analysis of Microstructures in Materials Science (Statistics in Practice)作者: Joachim Ohser,Frank Mücklich出版社/メーカー: Wiley発売日: 2000/01/15メディア: ハードカバー クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 1. Introdu…
Handbook of Granular Computing作者: Witold Pedrycz,Andrzej Skowron,Vladik Kreinovich出版社/メーカー: Wiley-Interscience発売日: 2008/08/25メディア: ハードカバー クリック: 8回この商品を含むブログ (2件) を見る 手にとってぱらぱらめくる機会があ…
Bayesian Computation with R (Use R)作者: Jim Albert出版社/メーカー: Springer Verlag発売日: 2007/07/01メディア: ペーパーバック購入: 2人 クリック: 7回この商品を含むブログ (5件) を見る 1. An Introduction to R Rの関数、コマンド #file読み込み d…
非平衡系の統計力学 (岩波基礎物理シリーズ (8))作者: 北原和夫出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1997/10/28メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 12回この商品を含むブログ (3件) を見る 可積分系は力学中の特殊な場合 不可積分系が普通。 軌道不安定性の…
測度と積分―入門から確率論へ作者: M.ツァピンスキ,E.コップ,二宮祥一,原啓介出版社/メーカー: 培風館発売日: 2008/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 66回この商品を含むブログ (4件) を見る 1. 動機と準備 集合と関数 集合 べき集合、積集合(共通集合…
入門ベイズ統計―意思決定の理論と発展作者: 松原望出版社/メーカー: 東京図書発売日: 2008/06メディア: 単行本購入: 107人 クリック: 2,061回この商品を含むブログ (46件) を見る 第1章 ベイズの定理 ベイズ、ベイジアン 事象、確率、条件付確率 可測事象と…
群・環・体入門作者: 新妻弘,木村哲三出版社/メーカー: 共立出版発売日: 1999/02/01メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 50回この商品を含むブログ (15件) を見る群と表現 (理工系の基礎数学 9)作者: 吉川圭二出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1996/10/18…
高次元データは、データベクトル間の距離の短いものをまとめるというクラスタリングの基本において、不適切な結果へ導きやすくするという問題を持つ。これを解決するために、データベクトルの特性を失わずに次元を小さくすることが効果的であり、それを次元…
データをグラフのノードとし、データ間の類似度をエッジで表現する。このとき、クラスタリングは、グラフからエッジを取り去り(cut)、いくつかの部分グラフに分ける作業にあたる。クラスタリングの評価は、取り去るエッジが少なく、残った部分グラフが密であ…
データの背景に複数のモデルがあり、そのモデルのいずれかによって、観測データのそれぞれは得られ、観測における誤差によって、全データの分布が説明できるとみなす 個々のモデルを、期待値ベクトルで表し、そこからの誤差を多次元正規分布によって近似する…
クラスタ数 k を与える k個のクラスタの中心を仮に与え、データ点を、一番近い中心のクラスタに帰属させる k個のクラスタ中心を帰属した点の重心として再定義し、データ点の帰属クラスタを再定義する 全データ点の帰属クラスタが変わらなくなるまで繰り返す …
Rで学ぶクラスタ解析作者: 新納浩幸出版社/メーカー: オーム社発売日: 2007/11/01メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 207回この商品を含むブログ (29件) を見る